西田亮介氏
【映像】「自民党嫌いなんだよね」“落選議員”にかけられた有権者の本音
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 参院選で大敗した自民党は総括委員会を設置し、8月末までに報告書をまとめるとしている。4日には落選議員から、5日には当選議員からヒアリングが行われたが、議員からは党に対する不満の声も上がっている。

【映像】「自民党嫌いなんだよね」“落選議員”にかけられた有権者の本音

 比例で落選した和田政宗氏は次のように述べた。

「『日本人ファースト』や『手取りを増やす』のようなフレーズとともに党の政策を届けることを他党はやっていたが、私は『じゃあ自民党さん何やるんですか』ということをかなり言われた。党自体が嫌悪感を持って見られている」(和田政宗氏)

 当選した石井準一参院国対委員長は、大敗の原因として不記載問題を指摘。党員資格停止処分を受けた下村氏を東京11区の支部長に据えたことに苦言を呈した。

「大きく自民党の屋台骨を壊したのは不記載議員の存在でしょう。支部や都連から下村さんを推す声が上がってきても、本部は『こういう人は支部長には選任できません』と、突っ返すぐらいじゃないと、自民党は生まれ変わったとは言えない」

 また比例で当選した鈴木宗男参院議員は、下村氏の支部長選任への反発について次のように述べた。

「そこをしっかりケリつけないと自民党が変わったと言われないと私は強く言った。いわゆる旧安倍派4人組が何かしら政局的な動きをするだけでも国民はいやらしく思っている」(鈴木宗男参院議員)

 一方、不記載問題の当事者でもある西田昌司参院議員は、自民党の敗因を「昨年の衆議院選挙の敗北があったにもかかわらず、総裁選を参議院選挙の前にしなかったこと」だと語った。

“過去に類例を見ない”時代…有権者はどうすべき?
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