■動画で見せるのではダメ?現場に教員がいる意味は
内田氏は「授業以外での子どもたちのサポートが、これからの教員に最も重要な仕事になってくる。ただ、大学の教員養成を含めて、その方向にシフトしているとは言い切れない」との現状認識を示す。
教員不足を解消するために、動画授業などで効率化を図った方がいいのではとの声もある。これには「動画も自宅で見るのか、教室で見るのか、教員がサポートに付くのかで状況は変わる。通常の授業でも、先生は教室を回りながら、うまく勉強できない子を励ます。低学年ではフィジカルな状況下で学ぶことも大事だ」と返した。
実業家でTikTokerの岸谷蘭丸氏は「中学校になれば学問やスキルが重視されるが、小学校の先生には、子どもを導くセラピストのような側面がある」と考える。タレントのミッツ・マングローブは「義務教育の9年間は『これをやりなさい』『座りなさい』『並びなさい』『給食も残さず食べなさい』という強制力の中で、イヤだなと思って過ごすものだ。全体主義生のようなものは、教育において大事だろう」と語った。
(『ABEMA Prime』より)

