これまでの主張を変えてまで石破総理を支援するように見える野田代表。協調路線を示し、ともに「延命」を画策しているのか。青山氏が野田代表を直撃し、単刀直入に斬り込んだ。

「石破総理を応援しているんじゃないかと言われても、それは構わないということ?」(青山氏)

「長い間やってきて、お互いのことを知り尽くしていると思う。後援会長じゃないが『何やってんだよ』『思い切ってやったらどうか』という感じ」(野田代表)

 なんと「石破総理の後援会長」との指摘を完全に否定はしなかった。さらに戦いの方針も変更するという。理由は新勢力の台頭にあった。

「打倒自民党。今回も(参院選も)そう戦ったつもりだった。結果的には、打倒自民党で終わらす戦いではもういけない。やっぱり右のポピュリズムが強すぎる。左右のポピュリズムに対抗してといつも言っていたが、左のポピュリズムよりも右のポピュリズムが強烈。今ヨーロッパで起こっているようなことが日本でも起こり始めたと意識すべき。そこにどうやって政治が対抗するか。

昨日広島に行ったが、広島で参政党が比例で第2位。あれだけ平和教育をやってきて、小学生2人の挨拶も見事だった。感動するぐらい。ああいう平和教育を徹底してやってきた広島で核武装安上がり論を言った候補者もいたような政党が、比例で我々より上にいってしまう。沖縄でも、長崎でも強かった。これ何なのかということは、党の総括というよりも、それを超えていて、これからもそういう力は続くのではないか」(野田代表)

野田代表が危機感を抱いているのは参政党
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