最後に総理経験者の野田代表にこう尋ねた。

「野田さんがもし石破さんの立場だったら、自分の進退はどう考える?」(青山氏)
「私だったら、私は割とさっぱりする方なので、とっくに辞めている」(野田代表)

 取材した青山氏は「このインタビューは重大なインタビューだと思う。ヨーロッパでは右派が、保守的な傾向が強まってきている。それが日本にもやってきた。だから日本は自民党を打倒しようと立憲は野党第一党としてやってきたが、もう打倒自民党だけで終わらせる戦いではダメだ。このインタビューの核心はとにかくこの一点に尽きる。つまり右派の伸張をとどめるために、既存政党である自民党と立憲民主党が手を組んで防波堤になろうということだ。ただこれは今回の参院選の結果の真逆をいっている。今回の選挙は既存政党がダメで変えてほしいという結果だったのに、既存の勢力が一緒になることで防波堤になろうということなので、仮に防波堤になったとしても次の選挙は、既存政党がさらに厳しい審判を受ける可能性があると思う。そこについての答えが石破―野田で出せるのかが最大のポイントだ」と解説した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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