【FIBAアジアカップ2025】グアム代表 63-102 日本代表(日本時間8月10日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)
貴重な“声”が日本代表を救った。今大会を通して話題を集める“大声ニキ”のブーイングが効いたのか、グアム代表はフリースローで大苦戦。該当シーンではまさかの2連続での失敗となり、ファンの間で話題となっている。
アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)は8月10日、FIBAアジアカップ2025のグループフェーズ3節でグアム代表と対戦。この試合で注目を集めたのが、通称“大声ニキ”だ。
サウジアラビア開催の今大会は、観客数が伸びているとは言い難く、もちろん日本のブースターも少ない。日本でのホームゲームのようにフリースローの際に大勢で声や音を出し、相手チームにプレッシャーをかけるのが難しい状況となっている。しかし、シリア戦、イラン戦という過去2試合では、1人の男性が甲高い声で「あああああー!」と大声を出し続けていた。
このグアム戦でもこの“1人ブーイング”は不変。第2クォーターの残り2分11秒でグアムにフリースローが与えられると、またも“大声ニキ”が自慢の声量を活かした甲高いブーイングで相手にプレッシャーを与える。すると、センターのジョナサン・ギャロウェイがまさかの2連続で失敗。再び日本に幸運をもたらした。
1本目の失敗後には、国際映像が観客席を抜き、アカツキジャパンのTシャツを着た中年男性が何やら叫んでいるシーンが映し出される。2本目の前にすぐにコートに映像が切り替わったため、中年男性が“大声ニキ”の正体とは断定できないものの、国際映像もその存在に注目していることがうかがえた。
ABEMAで解説を務めた辻直人(元日本代表)も、放送で“大声ニキ”について触れ、「ブーイングがすごい。劇団四季みたい」とツッコミ。ABEMAのコメント欄やSNSでもその存在は注目を集め、「ニキのセーブ率高すぎ」「大声ニキついに完封」「大西ライオンやw」「大声ニキの肺活量えぐくね」「大声ニキ次も頼む!」「日本応援している1人大声声援ニキ凄いなw1人でフリースローのブーイングしてるぞw」「声の主が気になる」など多くの反響が寄せられた。
この試合は“大声ニキ”の効果もあったか、グアムのフリースローは16本中8本失敗(成功率50%)とかなり低い数値に。彼を筆頭に会場に集まったファンの声援は、間違いなく日本代表の選手たちの力となり、相手のプレッシャーとなっているだろう。
なお102-63でグアムを下してグループB2位になった日本は、準々決勝プレーオフでグループA3位のレバノン代表と対戦(日本時間8月12日25時の開始予定)。ここを勝ち抜くと14日の準々決勝でニュージーランド代表(グループD1位)と激突する。
(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)


