【FIBAアジアカップ2025】グアム代表 63-102 日本代表(日本時間8月10日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)
アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)の若きポイントガードが“神パス”を炸裂させた。ジャン・ローレンス・ハーパージュニアの躍動感溢れるスキップパスにファンたちも歓喜している。
アカツキジャパンは8月10日、FIBAアジアカップのグループフェーズ3節でグアム代表と対戦。大量リードで試合の終盤を迎えたため、第4クォーターはこれまで出場機会が少なかった選手たちがコートに立った。
その中の1人が、22歳のハーパージュニアだ。今大会はテーブス海、富樫勇樹に続く第3のポイントガードという立ち位置のため、初戦のシリア戦は1分53秒、続くイラン戦ではわずか14秒と、ここまで最も出場機会が少なかったが、その鬱憤を晴らすように第4クォーターで躍動する。
中でも圧巻だったのが、残り3分58秒のアシストだ。リバウンドを取った金近廉からボールを受けたハーパージュニアが、ボールを自陣から敵陣に運ぶ間、他の選手たちはそれぞれのポジションに散らばった。
このタイミングで、ジェイコブス晶が右の大外を回ってゴール下へ。この動きを見逃さなかったハーパージュニアは、左サイドから中央にドライブを仕掛けて、ジャンプしながらボールを右手で押し出すようにスキップパスを通す。ライナー性の超高速パスをしっかりとキャッチしたジェイコブスが、そのままシュートを決めて2点を追加した。
このパスにABEMA解説を務めた現役Bリーガーの藤井祐眞(群馬クレインサンダーズ)は、「めちゃくちゃいいナイスパスですね!かっけー!」と絶賛。ABEMAのコメント欄やSNSのファンたちも「ハーパーの神パスきた!」「タイミングがバッチリ」「気持ちいいスキップパスだ」「ハーパーも結果が欲しいところでこのパスはいいわ」「ハーパーをもっと見たいんよ」「ディフェンスもできてパスもできるし、ドライブもいいんだからもっと使ってくれ」と盛り上がりを見せた。
中には、福岡第一高校の1学年先輩である河村勇輝(NBAシカゴ・ブルズと2ウェイ契約を結んだため今大会は欠場)を想起したファンもおり、「ハーパーから晶へのパスに勇輝みを感じた笑」「ハーパー、Yukiみたいなパスだすやないか!」「ハーパー君、河村君と似てるなぁ」などの声も出ていた。
ハーパージュニアはこの試合で10分のプレータイムを与えられると、得意の鬼ディフェンスを何度も披露しながら、2得点・3リバウンド、さらにチームトップタイとなる5アシストを記録。決勝トーナメントに向けて重要戦力であることを大いにアピールした。
なお102-63でグアムを下してグループB2位になった日本は、準々決勝プレーオフでグループA3位のレバノン代表と対戦(日本時間8月12日25時の開始予定)。ここを勝ち抜くと14日の準々決勝でニュージーランド代表(グループD1位)と激突する。
(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)


