審判が日本ベンチに向かってテクニカルファウルを宣告
【映像】「トラベリング指摘」の日本ベンチ
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【FIBAアジアカップ2025】グアム代表 63-102 日本代表(日本時間8月10日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)

【映像】「トラベリング指摘」の日本ベンチ

 まさかの判定に困惑した様子だった。相手のトラベリング疑惑に日本代表のベンチが反応すると、審判は試合を止めて日本のテクニカルファウルとジャッジ。厳しすぎる判定にファンからも疑問の声が続々と寄せられた。

 アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)は8月10日、FIBAアジアカップ2025のグループフェーズ3節でグアム代表と対戦。64-41と大きくリードした第3クォーターの残り4分50秒の場面で、物議を醸したシーンがあった。

 グアムのタイ・ウェスリーが3歩以上歩いたように見えた場面で、目の前にいた日本のトム・ホーバスHCは両手を広げて抗議。ABEMAの実況・解説も声を出してトラベリング疑惑に反応していた。

 しかし、審判はグアムのトラベリングを取らず、逆に日本のテクニカルファウルと判定。グアムにフリースローが与えられた。実際の映像を見返すと、ベンチに座っていた狩野富成が立ち上がってトラベリングを指摘し、ジェイコブス晶が静止しようとしているシーンが写っていた。

 バスケットボールにおけるテクニカルファウルは、「相手選手やレフェリーへの暴言、試合を遅延させる行為、ゴールや得点盤などの設備を殴る・蹴るなどスポーツマンに相応しくない行為」と定義され、「ベンチにいる選手やコーチに対して科されることもある」とされている。

 ただ、今回の事案がこれらに該当するかは微妙で、ABEMAのコメント欄やSNSも大荒れに。ファンは「トラベを見逃しておいて、ベンチテクニカルとるのか笑」「いや審判ちょっと…完全に歩いたしそれでテクニカルは…」「ベンチテクニカル珍しい笑 でもあれは歩いたよね?笑」「歩いたのを指摘してベンチテクニカル取られるのありえんだろ」「まじで笛軽すぎるでしょw」「謎のジャッジ…」「ベンチのどよめきにテクニカルですか笑」などとコメントし、テクニカルファウルはもちろんトラベリング疑惑に対して複雑な感情を抱いているようだった。

 一方で「気持ちは分かるけど落ち着けベンチ笑」「まぁFIBAなら異議はすぐテクニカル取るわな」「FIBAルールに慣れよう」などの声もあり、BリーグやNBAとは異なる基準が異なるFIBA(国際バスケットボール連盟)国際大会ならではの事象だったとも言える。

 102-63でグアムに大勝してグループB2位になった日本は、準々決勝プレーオフでグループA3位のレバノン代表と対戦(日本時間8月12日25時の開始予定)。ここを勝ち抜くと14日の準々決勝でグループD1位のニュージーランド代表と激突する。

(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)
 

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【FIBAアジアカップ2025】テレビ放送・ネット配信、日本代表の登録メンバー
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