「新しい自分を発見じゃなくて、普段の素行が浮き出てくる」

【写真・画像】令和ロマン・くるま、人生初海外で達観「旅は自分探しじゃない」 過酷ロケで辿り着いた独自の哲学 2枚目
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 約2週間にわたる南アジア3カ国の縦断旅。過酷な体験を経て、心境に大きな変化があったかと思いきや、「旅の結論でも言ったんですけれど、『新しい自分を発見』とかじゃなくて、旅に出かけると『普段の素行が浮き出てくる』と思ったんです」と持論を展開。

 「そりゃそうじゃないですか。家にずっといる人が無理やり海外に行っても、多分ホテルから出ない。日本でめちゃくちゃにしてる人が海外に行ったら、海外でもめちゃくちゃする。僕は、普段から人に誘われた場所に行ったり、人の言うことを聞いて暮らしてきたので、そのまんま同じことをしたら、たまたま国が良くて上手くいきました。そう単純に…」と、あくまで自分は変わっていないと強調した。

 この哲学は、取材会の最後でも改めて語られた。「旅とは?」という問いに対し、「自分の生き方の凝縮みたいなことなんだなと分かりました」と即答。「よく『旅をしながら自分探し』とか言うけど、僕にとって変化がなかったのは、普段から自分のことを『人の力で生きてるな』って思っていたからなんです。だから場所を変えても同じ現象が起きる。変わるとかじゃなく、本来の自分の生き方が浮き彫りになって分かりやすくなるというのが、旅の真のメリット。客観的に自分がどういう人間なのか、はっきり分かった旅になりました」と、達観した様子で語った。

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