【FIBAアジアカップ2025】日本代表 73-97 レバノン代表(日本時間8月13日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)
レバノン代表の華麗なるパスワークからの一撃に、会場が大盛り上がりとなった。完全アウェーの中で戦ったバスケットボール日本代表は、試合終盤には20点以上をつけられる苦しい展開に。会場に詰めかけたレバノンのブースターたちがお祭り騒ぎを見せた。
日本代表は日本時間8月13日、FIBAアジアカップ2025の準々決勝進出決定戦でレバノン代表に73ー97で大敗した。サウジアラビア開催の今大会は空席が目立ち、日本のグループフェーズ3試合は175人、86人、44人の観客しかいなかったが、同じ中東のレバノンの試合は盛り上がっており、この日も1966人がアリーナに詰めかけた。
レバノンのブースターは試合前から太鼓や大声で異様な雰囲気を作り出し、日本にとっては完全アウェーの状況。そんな空気にも押され、最終クォーターもレバノンの守備を切り崩せずに点差が広がっていく。73ー91で迎えた残り2分8秒には、素早いパス交換に完全に崩されて最後はハイク・ギョクチャンのダブルタッチショットを決められるなど、やりたい放題を許してしまった。
ABEMAで解説を務めたベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷/元日本代表)は、「ダブルチームの中でも冷静にコートの上を見て、ノーマークを見つけているレバノンはさすが」と敵ながら称賛のコメントを残している。
残り2分で20点差という状況を受け、アリーナに詰めかけた大勢のレバノン・ファンたちは、大歓声と拍手、さらには大きなガッツポーズや国旗を振るなど大盛り上がり。日本が直後にタイムアウトを要求すると、その間にもレバノンの男性、女性、子供は会場に流れる音楽に合わせてダンスをしたり、熱唱したりとすでに勝利を確信しているかのようなノリノリの振る舞いを見せた。
アリーナが騒然とするこの様子には、ABEMAのコメント欄で日本のファンが反応。「相手のブースターいいなー」「悔しいなーこの状況」「屈辱だな…」「もう勝った試合みたいな雰囲気」「会場の雰囲気がエグい」「勝利のハグか」「すべての面でレバノンが上だったな」「悔しいなー悔しいなー」「もうこの点差はそうなるよね」などの声が見られた。
結局、日本は73ー97で大敗。レバノンのファンは試合後も歓喜に酔いしれて大盛り上がりしていた。
(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)


