■管理職は“罰ゲーム”化?
小林氏は、管理職の負担が増え、“罰ゲーム化”している現状を訴える。パーソル総合研究所の調べによると、管理職の業務量の増加は、働き方が進んでいる企業で62.1%、進んでいない企業で48.2%と、前者のほうが多い。
「労働時間を減らすために経営会議で見るのは、非管理職の一般層。そこの働き方改革が進めば進むほど、管理職が割りを食うわけだ。賃上げのニュースなんかも基本的には一般層の話で、春闘も管理職は関係ない。負荷が増えているのはまさに、あまり働きたくない若手をどうマネジメントするか。“みんなが18時に帰ってからが自分の仕事だ”という背中を見せても、若手は憧れてくれない。かといって目標も下がらず、いろんなしわ寄せが管理職にいく」
転勤に管理職も忌避される中、「社内で人脈を作っている人が強い」そうだ。「『隣の部署の人は元々上司だったから言っておくよ』という一言が出るか出ないかで、仕事の進み方は変わってくる。そこは転勤することの良い作用でもある」と述べた。(『ABEMA Prime』より)
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