夏の甲子園、広島代表の広陵高校が出場を“途中辞退”した。きっかけはSNSによる「告発」だった。今年1月、当時1年生だった部員が、当時の2年生4人から暴力行為を受けた。高校から報告を受けた日本高野連は3月、加害部員の4人に対して、1カ月間の公式戦出場停止とする“厳重注意”の処分を下した。
その後、大会前にこの暴力事案について、SNS上で情報が拡散。日本高野連と広陵高校は説明に追われた。堀正和校長は「隠蔽的なものの発覚」を否定しつつ、「本当に苦渋の決断」だったとコメント。
さらにSNS上では、この件とは別に、2023年に元部員が監督とコーチ、一部の部員から暴行などを受けたとする情報が拡散した。高校側は6月に第三者委員会を設置し、調査を進めているとのことだ。そして生徒への誹謗中傷や、寮への爆破予告などを受け、甲子園への出場辞退を決断した。
そんな中、Xでは「組織に訴えるよりSNSでの告発の方が効果的」「SNS告発は対応部署や窓口が機能していない証拠」「社会的制裁を求めるなら弁護士よりSNS」といった意見が見られる。近年では飲食店での衛生管理の不備や、パワハラ事案など、企業や組織の問題がSNS上で告発されるケースが散見される。そこで『ABEMA Prime』では、弁護士とともに“SNS告発”について考えた。
■告発するならどこに?
