◼︎大手広告代理店を退社→“ぬいぐるみ保育園”を立ち上げた金子氏

金子花菜氏
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 そんな中、金子氏は大手広告代理店を退社し、ぬいぐるみ保育園を立ち上げたという。「コロナをきっかけに将来の自分を見つめ直した。大学院に進学し、そこで出したアイデアが、ぬいぐるみを使ったサービスだった。それを起業家さん、投資家さん、教授たちから『ビジネスにした方がいい』と勧められ、どうしたら、ぬいぐるみ好きな大人の皆様に喜んでもらえるかを考え直したところ、ぬいぐるみの保育園だった」。

 そこでの流れは、「子どもの保育園と一緒で、まず入園式。集まるぬいぐるみが違うので、毎回新しい1日がスタートする。なので、入園式をして、身体測定をする。このときに一生懸命写真を撮り、持ち主の方、保護者の皆様に、『今日はこんな風に楽しんでました』というストーリーを、連絡帳やLINEでシェアする」。

 また、「人間の子どもと同じ体験をぬいぐるみにさせてあげたい」という声がリアルにあるといい、社会科見学ツアーや歯科健診も行われる。「ぬいぐるみは自分の足で歩けないので、日本交通さんにご協力いただいてる」。ぬいぐるみ保育園は、2022年から開始(不定期開催)され、1日の保育料は8800円。これまでに200体以上が参加している。

 一連の話を受け、ギャルタレントのあおちゃんぺは、「ぬいぐるみは心を満たす効果があると思っている。海外だと、ペットロスの方に、自分のペットの写真を業者さんに送ると、そっくりなぬいぐるみが送られてきたりする。それで心の穴を埋める人もいるから、事実としてあるのではないか」との見方を示した。

(『ABEMA Prime』より)

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