「今日私はあなたに会いに来ています」
白坂ゆき(株式会社CaSy取締役CHRO):今日私はあなたに会いに来ています。CaSyは家事代行・家事支援といったサービスをしていますが、家事・育児・介護・看護はエッセンシャルワークであるにもかかわらず対価が安い。CaSyはそれをなんとかしたい。あなたがもしCaSyの社員だったら、まず何をしますか?
伊藤:原因は世の中の「価値観」が大きいと思います。そもそも家族・職業といった形態自体を変えていくことが重要だと考えています。
白坂:CaSyは事業を通じて社会課題を解決したいと考えており、あなたがやらずに誰がやると思っています。お待ちしています。
田村知子(日本航空株式会社 業務企画職):校則改定にかかった期間と、壁となった部分について教えてください。
伊藤:規模感を大きくしながら対話を重ねていったので1年ほどかかりました。壁になったのは伝統を重んじる教師と合理性を重んじる生徒の間で、どうしても水掛け論になってしまったことです。
多和田大紀(株式会社青山財産ネットワークス 経営企画本部 本部長 執行役員):世の中にはおかしいと思っても変えられないものもありますが、それに対してはどのようにご自身で考えを整理していますか?
伊藤:変えられない問題でも、挑むことに価値があると思っていて、根本的な解決を目指す姿勢はどんどん見せていきます。仮に解決にたどり着かなかったとしても、価値があると私は考えています。

