その翌朝、新たな事件「エアコン室外機窃盗未遂事件」が起きた。鈴木の自宅で見知らぬ男が室外機を盗もうとしていたそうで、それを目撃した近所の人が「あなた、ここの家の人ですか?」と問いかけると、男は「違いますけど」と持っていた工具を置いたまま逃走。その後鈴木が確認すると、室外機の銅線部分がボロボロに切られていた。

 同様の被害は近所でも報告されていたという。警察庁によると、室外機を狙った窃盗事件は年々倍増。専門業者によると、銅線の買取価格は1キロあたり1500円程度と高騰していることが背景にあると見られている。

 しかし鈴木にとって、本当の被害はその後だった。複数ある室外機のうち、被害にあったのは鈴木の部屋のエアコンのみ。この猛暑のなか家族で1人だけ汗だくで寝ることを強いられているという。

鈴木拓が事件の詳細を明かす
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