元々は小学生向けに「しゅくだいやる気ペン」として開発され、2019年に発売された。当初の想定を上回る累計5万台超えという異例の大ヒット商品となり、今も売れ続けている。すると、これを大人が買い始めていたという。

 中井氏は「頑張っているんだけど、誰も褒めてくれないし、サボっても怒ってくれるわけでもないし、そういった時の孤独感がわかった」と、大人のユーザーが求めているものを分析する。確かに子どもと違って大人は誰も褒めてくれない、常に孤独との戦いで。しかし「大人のやる気ペン」を使うと、自分の頑張りが可視化でき、しかも叱咤激励してくれる。さらに、ユーザーのプロフィールが書かれた「ナカマカード」が手に入るなど、「一人じゃないぞ」の工夫が盛り込まれている。

 中井氏は「合格するかどうかはあるけど、学び続けるということが一番重要だと思っていて、学び続ける人こそ一番かっこいい」とし、「一歩でも進めたら賞賛する、そういう道具」だと商品の意義を語った。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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