右WBは、堂安律(フランクフルト)と伊東純也(ヘンク)を2試合で使い分けるか。もう1人の望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)は、移籍成立(サウサンプトン→ブレーメン)から間もないため招集を見送った菅原由勢の代役的な立ち位置。とはいえ、192cmと高さとフィジカルの強さはW杯本番を見据えれば大きな武器になりうるだけに、どこかの場面で試したいところだ。
左WBは、2番手だった中村敬斗(スタッド・ランス)が移籍騒動でプレー機会を失っているため選外。三笘薫(ブライトン)、前田大然(セルティック)、長友の序列だ。前田は3月のサウジアラビア戦でCFに入ったが、今回のスカッド構成だと基本的にはWBがメインになるだろう。
シャドーは久保建英(レアル・ソシエダ)と南野拓実(モナコ)が軸で、鎌田が追加招集されればもちろんスタメン級。鈴木唯人(フライブルク)、本来はCFだが6月のインドネシア戦ではシャドーを担った細谷真大(柏レイソル)がバックアッパーの立ち位置だ。W杯最終予選で試した堂安と三笘をこちらに回すオプションもある。
CFは上田綺世(フェイエノールト)が一番手だが、小川航基(NECナイメヘン)と町野修斗(ボルシアMG)も勢いがありスタメン争いは熾烈。細谷も控える。
ちなみに、今シリーズは長距離移動+中2日で試合とW杯本番を想定した過密スケジュールにもなっており、森保監督は「最終的には選手のコンディションを見て決めたいが、(1試合目と2試合目では)メンバーは大幅に変えていきたいと思っている」と語った。どんなシステムで、どんな選手が起用されるのか。要注目だ。
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