「怒られると泣きそうになる」
小島「義母とかは、『そんなにおかしい子に見えないから、普通クラスでいいんじゃないの?』と。本人(百)が気にするかもしれないから言ってくださったと思うんです。私も(一般学級か特別支援学級か)悩んだんですけど、本人が日常を過ごしやすいことが大事かなと。はっきりしていない段階で(クラスを)どっちか決めないといけないから親御さんは悩むところだと思います。ただ、特別支援クラス入っても、普通クラスに移る子もいる。多分一般クラスに入っていたらついていけなかったと思います。授業中にじっと座っているのも苦手なんです」
百は自身の特性について…
百「怒られると泣きそうになる。音量とか、忘れ物が多いところ」
声が大きくなりがちだというが、家でもトレーニングしているという。
小島「小学5年生くらいから『ママ、ADHDって何?』と。自分でもADHDを調べたり。今回も『取材受けるけど、イヤだったら断るよ』と言ったら『いいよー』と大騒ぎでした」
特性としっかり向き合い続ける百。人生初めての取材を受けることも自ら決めたという。
小島「本人ももちろん、まるまる受け止めているわけじゃないかもしれない。だけど、一番多感な時期だから、いろいろなことを噛み砕いていっている時期かとも思います。私は最初に(発達障害の診断を)言われたときも、こんなことを言っていたらすごく怒られそうですが芸能の仕事をしている皆さんは個性的なところが魅力的だったから。娘がそういう個性があってもまた何か魅力になるかもしれないと思った。誰でも悩んだり苦しいときはあるから『それ(特性があること)だけが特別ではないんだよ』と伝えています。そもそも『普通ってなんだよ』っていうところもあると思うんですよ。(特性は)娘の人生の宿題の一つみたいな感じ」
5月に小島が犬に噛まれて約30針も縫うことになった際も、百の明るさに救われたという。
百はみんなと同じ。できないことがあるだけだ。いまを精いっぱい生きる百が、恥ずかしがりながら将来の夢について話してくれた。
百「人の命を救いたい、看護師」
これからも親子で手を取り合い、特性と共に生きていく。
(『ABEMA NEWS』より)
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