【写真・画像】「虚を突かれた!」BRZの“超加速”に「スバルは作っていた、この時のために」 レース再開…一瞬の速さに隠された“秘策” 1枚目
【映像】一瞬で置き去りに!BRZが見せた“超加速”
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 レースは残り4周。全車両がFCY(フルコースイエロー)解除の瞬間を待ち構えていた。シグナルがグリーンに変わると、スバルBRZは爆発的な加速で一気にオーバーテイク。再び表彰台圏内に浮上した。

【映像】一瞬で置き去りに!BRZが見せた“超加速”

 スーパーGT 第5戦決勝。終盤の残り5周、VELOREX(#6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)のタイヤが突如バーストを起こし、FCYが導入された。会場全体が静まり返る中、FCY解除の瞬間が勝負の分かれ目となった。

 注目は、ポールポジションスタートながら一時5位に後退していたR&D SPORT(#61 SUBARU BRZ R&D SPORT)。GT300クラスで3位争いを展開していたTEAM MACH(#5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号)とのリスタート勝負で、実況のサッシャ氏が「あれ?マッハ車検遅くない?」と驚くほどの加速を披露。BRZは完璧な初速で一瞬の隙を突き、そのままオーバーテイクした。

 低回転域のトルクが少なく、立ち上がりの加速が苦手な5号車を置き去りにしたBRZについて、8月29日放送の『笑って学べる!超GTぱーてぃ』で脇阪寿一氏は「スバルは再スタート時に燃調(=燃料調整)を合わせて“バン!”と加速できるような仕組みを作っていた、この時のために」と解説。その言葉通り、圧巻のロケットスタートだった。

 61号車はそのまま3位でチェッカーを受け、見事、表彰台を獲得。さらに、2位でフィニッシュしたLM corsa(#60 Syntium LMcorsa LC500 GT)が最低重量違反で失格となり、BRZは繰り上げで2位入賞を果たした。

 SNSでは「リスタート完璧すぎ!」「マッハ号、虚を突かれた!」「鈴鹿とBRZって相性いいな」「(マッハ号は)低速からの立ち上がりが弱いみたい」といった声が相次ぎ、スバルの作戦と加速力に称賛が集まった。さらに「ポールスタートから表彰台フィニッシュなんていつ以来だろう」と、久々の快挙を喜ぶ声も寄せられていた。(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)

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