レース最終盤、好調なフェラーリ296 GT3のタイヤが突如バーストするアクシデントが発生。無念のリタイアかと思われたが、3輪走行状態でピットまで走り切る圧巻のコントロール技術に称賛の声が集まった。
スーパーGT 第5戦決勝。この日6番手からスタートしたVELOREX(#6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)は、後半スティントを担当したロベルト・メリ・ムンタンが激しい追い上げを披露。上位陣に食らいつき、表彰台圏内も見えようかとしていた。
しかし、残り5周。スプーンカーブを越えたところで不穏な挙動が見られると、その直後に左リアタイヤが破裂。実況のサッシャ氏も「あーっと!タイヤが!」と声を荒げるほどのバーストだった。クラッシュの危険すらある状況で、ロベルト・メリは3輪を感じさせない安定した走りでバックストレートを駆け抜ける。解説の脇阪寿一氏も「クラッシュになってもおかしくない…ちゃんとコントロールしてたよね」と賞賛した。
その後、ボディに大きなダメージを負うことなくピットに到達。即座にタイヤ交換を行いレースに復帰した。残り周回が少なく順位を大きく取り戻すことはできなかったが、18位で完走を果たした。
SNSではファンから「バーストおおお」「タイヤが…」「キツかったか」と絶望の声があがる一方で、「クラッシュしなくてよかった」「よく持ちこたえた」と安堵や称賛のコメントも寄せられた。(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)
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