■今後の自民党との連立、他党との連携は…
自民党との連立は、どうなっていくのだろうか。伊佐氏は「選挙を行ったり、政権が変わったりするたびに、連立の合意文書を作る。『一緒にやるには、これを決めよう』と約束して、初めて連立政権になる。他党が入っても、必ず合意文書を結ぶ。もしそこで『意見が違う』となれば、連立に入らないこともある」と考えている。
10月4日の自民党総裁選に向けて、岡本氏は「誰が総裁になっても、『この部分で納得してもらえなければ、自民党とは連立合意を結べない』というリストを党内で議論している」という。
それでも伊佐氏は、「自民と公明しかないと、覚悟を持って言える」と断言する。「おそらく日本政治は今後、少数政党が乱立して、ドイツのように選挙のたびに連立合意する世界になるだろう。そこで公明党の得意を生かせる。自民党と野党で意見が異なるときに、公明党が間に入って調整してきた。“103万円の壁”も国民・玉木雄一郎代表が動かしたが、最終的には公明党案でまとまった」。
岡本氏は「『自民党とは違う政党なのだから、政策も違って当然だ』とならなくてはならない。私は与党ぼけした政調会長だったと反省している。政策を作るにあたって『財務省が許さない』『自民党を賛成させられない』と、できる範囲のことしか言わなかった。そうではなく、政府や自民党が何を言おうと、『これをやりたい』と言うことをブランディングとしてやっていきたい」と意気込んだ。
(『ABEMA Prime』より)

