【写真・画像】「満足できないから続けられる」のん、宮本信子から学んだ俳優哲学と芸歴20年目の自問自答 3枚目
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――のんさんは2006年に第10回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得して芸能活動をスタートされました。そこから来年で20年です。この数字にどんな感慨がありますか?

20年…。数字で聞くと改めて凄いですね。よく頑張ったなと思います(笑)。随分長いことやって来たとは思いますが、同時に「そんなにやっているの?自分としてはまだまだのところにいるのに…。どうやって憧れの先輩たちがいるところに到達するんだ!?」という焦りも大きいです。

――のんさんには『あまちゃん』の天真爛漫な少女というイメージが強いのか、今回の『MISS KING / ミス・キング』には「メチャメチャ大人の女性」という驚きの声が上がっています。このような世間の反応をどう受け止めますか?

さすがに…そうですよと。私だって年齢を重ねて成長していますよ、と言いたいです(笑)。自分としても年齢を積み重ねてやれることが増えたりして、こんなこともできる、あんなこともできる、が年々広がって来ている実感があります。挑戦することで周囲を驚かせたいという気持ちはありますし、今回のドラマで見せたようなクールなイメージをどんどん研究して発表しようという意識もあります。それがだんだんと世間に伝わり始めていると思うと嬉しいです。挑戦や成長は自分の中でずっと意識しているものなので、自分の表現はどこにフィットするのだろうか?と常に自問自答しています。

――特に2025年は勢いを感じますが。

お話を頂いた時期が偶然重なっただけで、巡り合わせとしか言えません。とはいえ今回のドラマのようなお話は新鮮で、今までなかなか依頼が来なかったような物語です。新しい事に挑戦したいという基準を変えず、突き詰めたいものを負けずに貫き通したからこそ、こうして多くの方々に私の頑張っている姿を見てもらえたのかなと思います。

「洒落ていて粋なカッコ良さがある」憧れの先輩を明かす
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