【写真・画像】猛プッシュでタイヤ浮く!世界最速ラリーカーが「横転しかけた」 超豪快ドリフトに「すげー走り」「攻めたな…」ファン沸騰 1枚目
【映像】横転寸前!超豪快ドリフトの瞬間
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 WRC世界ラリー選手権)の第11戦『ラリー・チリ・ビオビオ』が日本時間15日まで開催。今季、苦戦が続くヒョンデのなかで、ひとり気を吐いているのがベテランのオィット・タナックだが、競技最終日の最終ステージで豪快過ぎるドリフトアタックを披露して、ファンを熱狂させている。

【映像】横転寸前!超豪快ドリフトの瞬間

 競技初日デイ1は、SS4とSS5でトップタイムを記録したものの、次のSS6ではエンジントラブルでリタイアとなってしまったヒョンデのタナック。デイ2もSS7とSS8を勝利したが、最終日に賭けるため、自らリタイアを選択。そして迎えた最終日は、この日だけの順位でボーナスポイントが獲得できる『スーパーサンデー』で、最終の『パワーステージ』も、同ステージだけの順位でポイントが加算される。

 このパワーステージは、距離は短いものの幅がそれなりにあるハイスピードコース。小さなミスがタイムに大きく影響する。SS15で3位を獲得し、昇り調子のまま最終SS16にのぞんだタナックはミスを恐れることなく、迫り来るコーナーに対して猛プッシュしていく。しかし終盤の右コーナーを抜けようとした時、タナックの操るヒョンデ i20 N ラリー1はコース脇の岩に左後部ヒットし、マシンが半分浮きかけた。思わず実況の田畑祐一氏も「うわ、ここ! 危ない!」と叫んだ。

 解説の松本優一氏によれば、「外側の路肩が落ちていて、リアタイヤがその溝にはまって出てこなくてリアがヒット」したのだという。さらに、「(路肩が落ちていることは)わかっていても、これだけ攻めてドリフトアングルが付いていると(マシンの)姿勢が返ってこない」と、同シーンを解説している。

 昨年のパワーステージのタイムを更新するほどの好タイムをマークしたタナックだったが、最終的には後に走って走行条件のいいドライバーたちにタイムを更新されて、『パワーステージ』は8位。しかし、『スーパーサンデー』では5位につけて、ポイントを獲得している。

 豪快なタナックのアタックを観た視聴者からは、「すげー走り」「プッシュしてるな」「タナック攻めたな…」「横転しかけた」「最終ステージだからいいけど、脚を痛めそう」といった応援コメントが寄せられている。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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