正規の仕事はないはずだが、それでも会社に似た空間で仕事をしている感覚が維持できる。現実逃避ではなく、あくまでも次のステップにつなげる前向きな環境が人気の秘密であり、中国の若者のマインドにマッチしているという。
呉社長は「正直偽装というより、すぐバレるから、『職場』という環境に身を置いておきたいのが一番大きい」と明かす。加えて「いま中国の若者は怠け者より、成功のチャンスを探したい人が多い。偽装出勤会社に来て、落ち着いて集中的にひとつのことを成し遂げる。面接でも新しい事業にチャレンジしても」との見方を示した。
社長室を借りる人も
