次のエヌビディア?
【映像】“革ジャン”と呼ばれるエヌビディアCEO
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 世界AI開発競争の中、「次のエヌビディア」と称されているのが、アメリカの半導体大手ブロードコムである。

【映像】“革ジャン”と呼ばれるエヌビディアCEO

「ブロードコムになじみのない方も多いかなと思うが、アメリカを代表する半導体メーカーで、スマートフォンなどの通信機器やデータセンター向けなど、そういうところに幅広くチップを供給している会社」(根津アジアキャピタルリミテッド・河北博光氏、以下同)

 4日に発表した2025年5~7月期決算は、AI関連の売上高が63%増。時価総額が200兆円超に急拡大し、超人気銘柄となっている。

「大型の受注を獲得したというところが、大きかった。OpenAIは自社でAI専用チップの開発を進めているが、その製造をブロードコムと連携するという見込みとされている」

 業界をリードするOpenAIとの連携で、さらなる成長が見込まれるブロードコム。市場の注目度は今後も続くという。

「AIに関してはチップというとエヌビディアになったが、ブロードコムが次の勝ち組の一つとなる見方が強まっている。これは最新の決算で、AIの売上見通しが上方修正されるなどということもあるが、受注の額も非常に大きくなっており、AIチップやAI用途の半導体の需要が強いことが確認されている。これによってエヌビディアに次ぐ第2のAIチップメーカーということで、ブロードコムがかなり注目されている」

ブロードコムはなぜ急成長?AI研究者が解説
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