【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(9月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)
レジェンドのラスト登板にふさわしい、伝説の光景が生まれた。
大谷翔平投手が所属するドジャースはこの日、本拠地ドジャー・スタジアムでジャイアンツと対戦。勝てばプレーオフ進出を決める大切な一戦だが、この試合がレギュラーシーズン最後の登板となるカーショー投手がマウンドに上がると"ある合図"が話題を集めた。
ドジャース一筋18年、通算222勝という偉大な記録を残した左腕は日本時間19日、記者会見を開き、涙ながらに今季限りでの現役引退を発表。ドジャースの象徴とも言うべき男の本拠最終登板で、カーショーが一足先にマウンドに行くと、ドジャース・タジアムのファンからはスタンディングオベーションが贈られていた。それだけでも感動のシーンとなったが、それだけではなかった。中継の解説・村田洋輔氏が「チームメートが誰も守備につかないマウンド」と話したように、ドジャースナインは敢えて“守備に就かない”という粋な演出。カーショーだけをグラウンドに残してファンからの声援を受ける粋な計らいを見せていたのだが、これに気付いたのか、カーショーはグラブを振って「カモン!(来いよ!)」と合図。
すると守備に就くフリーマンやベッツはベンチ前で拍手して、テオスカー・ヘルナンデスやロハスは手を振り、ベンチ内にいたドジャースの選手たちは皆、カーショーを讃える拍手。これに合わせ、敵であるジャイアンツの選手たちも拍手をはじめると、この光景をスタンドから見守っていたカーショーの奥さん、そして長男のチャーリーくんまでも涙するというシーンが見られた。
そんな感動的なスタンディングオベーションで送られたカーショーのラスト登板は91球を投げて4回1/3、2失点、6奪三振でマウンドを降りた。この感動のシーンを見たファンはSNSでも多くのリアクションを投稿し、「涙腺崩壊」「ホンマに痺れる」「素晴らしい瞬間」と絶賛するコメントが止まらなかった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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