<大相撲九月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館
立ち合い“待った”の一番で、「あ、すみません」と謝罪しようとした両力士の頭が、二人の距離が近すぎるあまり、ぶつかりそうになる“初々しい”珍事が発生した。
序二段九十枚目・山田海(出羽海)と序二段九十六枚目・若花新(西岩)の一番での一コマ。山田海は19歳、兵庫県明石市出身の力士。対する若花新は大阪府東大阪市出身で、現在22歳の力士だ。若手の両者は今場所ここまで4敗を喫しており、負け越しは決定しているものの、一番でも星を伸ばしたい1勝同士の対決となった。
だが勝とうと気が急いたのか、1度目の立ち合いで若花新はつっかけてしまう。頭から若花新が突っ込んでいくと、ぶつかりそうになった山田海は思わず両手を出して「ストップ!」といった様子に。その後、若花新が立って頭を下げて謝ろうとするも、目の前の山田海も頭を下げ、あわや両者の頭がゴツンとぶつかりそうな事態に。すぐに若花新が一度頭を起こし、ぶつからないことを確認してからあらためて頭を下げていた。
2度目の立ち合いは成立。立ち合い勢いよく当たった若花新が激しい突き押しで攻めるも、山田海も負けじと突っ張って前に出ていった。最後は若花新が突っ込んだところをかわされ、隙を突いた山田海が一気に押し出して勝利した。山田海は2勝目を挙げ、若花新は5敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



