【MLB】マリナーズ 2ー3 ドジャース(9月26日・日本時間27日/シアトル)
世界一連覇を目指すドジャースのムードメーカーも、来るべき時に備えて仕上がっているようだ。
大谷翔平投手が在籍するドジャースは、マリナーズと3連戦を迎え、佐々木郎希投手が中継ぎで登板。慣れないリリーフで奮闘しているが、それを支えたのがキケ・ヘルナンデス内野手の好守だった。
ドジャース2点リードで迎えた7回裏の守備。この回からロバーツ監督はリリーフに佐々木を投入。マイナーから復帰して2試合目、リリーフも2度目の経験となる佐々木はダイナミックな投球フォームからストレートを繰り出して打者を圧倒したが、カウント0ー2から、J.Pクロフォード内野手は佐々木のスプリットを流し打ち。打球は三遊間へのゴロだったが、この時のドジャース内野陣は引っ張り向けのシフトを敷いていた状況。そこに本来はサードを守るキケが逆シングルで打球を捕球してすかさずランニングスロー。サードゴロとして処理してみせた。
打たれた佐々木もキケの好守に思わずグラブを叩いて喜び、これでリズムに乗れたかこのあとマリナーズ打線を三者凡退に抑えてリリーフとして活躍してみせた。
実況の石黒新平アナウンサーも「体勢が崩れながらも良い送球になりました」と称えるプレー。解説のAKI猪瀬氏は「J.P(クロフォード)もスピードがあるのに余裕でアウト」と、打者走者の足に言及しつつキケのスローイングを絶賛した。
この試合では勝ち越しとなる本塁打を放つなど、10月のポストシーズンが近づいてくるにつれて大舞台に強いキケが仕上がっている様子がうかがえる。キケの好守に視聴者も「ナイスキケ」「朗希よかった」とほっとしたようなコメントを残した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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