【MLB】カブス 12ー1 カージナルス(9月26日・日本時間27日/シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が30号満塁ホームランを放ち、本拠地リグレー・フィールドが大熱狂に包まれた。
この一発で鈴木は、日本人右打者として史上初となる30本塁打・100打点に到達した。
7ー1とカブスが大きくリードして迎えた7回裏、1死満塁の場面で鈴木の第4打席が回ってきた。この試合ではここまでノーヒットと元気のなかった鈴木だったが、カウント2ボール1ストライクからの4球目、アウトコースのシンカーを捉えた。
力感のないスイングとは裏腹に、打球はぐんぐん伸びていき、左中間スタンドへ飛び込むグランドスラムに。鈴木は二塁ベースを過ぎたあたりで体をぶるっと震わせる仕草を見せながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周。11-1と試合を決定づける一撃となり、ベンチはお祭り騒ぎとなった。
MLB公式データサイト『Baseball Savant』によると、打球速度は101.4マイル(約163.2キロ)、打球角度25度、飛距離392フィート(約119メートル)。リグレー・フィールドのファンは、打った瞬間に総立ちとなり、大歓声がこだまする異様な盛り上がりを見せた。
カブス公式Xが投稿した動画にも「GOAT」「誠也さん30号はグラスラですか」「ついに30号!!」「日本人の右打者史上初ってことで素晴らしいよ」「スランプ長すぎただけに嬉しすぎる!」「この歓声が物語っている」「カッコ良すぎる」などと、多くの祝福コメントが寄せられた。
38試合ノーアーチと後半戦は不振に苦しんできたが、ここ2試合で3発と、プレーオフに向けて調子を上げてきたのはさすが。ポストシーズンでも打撃でチームに貢献することが期待される。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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