「(小泉氏・高市氏の決選投票であれば)林氏の票は、高市氏と距離があるため、普通は小泉氏に乗る。決選投票では、国会議員票を考えれば小泉氏が有利と考えがちだが、今自民党の難局で『党員の声をわざわざ聞いたのに、党員の声を無視するのか』というプレッシャーがかかる可能性がある。だから党員票がこのあとどれだけ高市氏に乗るのか、乗らないのか。小泉氏がどれだけ減らすのか、減らさないのかが、今後の流れを大きく決める可能性がある。あとは虎視眈々と狙っているのが林氏だが、決選投票に残るには相当党員票を伸ばさないといけない状況だ」(青山氏)
前回の総裁選では、「党員票は高市氏がトップだったが、(石破茂総理と)1票しか違わなかったため、2位が決選でひっくり返っても一定程度理解された」という。しかし、「今回ダブルスコアも開くと、党員の意思は明確になる。その時どうするかは、議員にも影響する可能性がある」としつつ、「議員には議員の論理があるので、そこで議員票が動かなければ下馬評通り小泉氏が総裁になる可能性もある」と語った。党員票は「基本的には週明けくらいまでには大体の人が投票するため、ここでステマ問題が直撃したのは、小泉氏にとっては痛い」と説明した。
小泉氏・高市氏の決選投票になった場合に3陣営の票はどこにいくのか
