小泉氏・高市氏の決選投票になった場合、林氏、小林氏、茂木氏3陣営の票はどこにいくのか。「残りの陣営がまとめてどこかに行く感じはない。ただ林氏は石破政権の官房長官で、圧倒的に政策的にも小泉氏と親和性が高いため、林票は小泉氏に行く可能性が大きい」。
一方で、「茂木氏あたりは、麻生太郎氏と一緒に行動する可能性が高く、間違いなく『勝ち馬に乗りたい』と思っている。勝ち馬がどっちだと判断するかによって、議員票が動く可能性がある」とみている。「最終盤が議員票の取り合いだ。例えば人事の手形を切って『あなたを大臣にする』と空手形が飛びまくり、最後の切り崩し合戦がどうなるか。決選投票で勝負が決まるのではないか」。
投票にあたっては「勝ち馬に乗りたいという心理が働くうえに、小泉氏はみこしに担ぎやすい。マジョリティー、チームを作りやすいタイプの人でもある。そういう意味では小泉氏の方が推しやすいという心理はある」としながら、「参院選で負けたのは『国民の声と議員の声が離れていたからだ』という総括になっている。それなのに党員票を無視していいのかというのは、これまでの総裁選の論理とちょっと異なる」と解説する。
青山氏は「オセロは最後にひっくり返した人が勝ちだ」と言う。「脅しやすかしも含めて、前日の夜、もしくは当日まで、それこそ(投票直前に陣営で振る舞われる)カツカレーを食い逃げする人も出てくる。激しく動きは出てくるだろう」。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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