M-1 JAPAN女子ライトフライ級王者で21歳の新鋭・ケイトは1階級上げ52キロ、フライ級としての初戦。対戦相手は元NJKFミネルヴァ ライトフライ級王者のYuka☆、前回が不戦勝だったため実戦は8カ月ぶりとなる。
序盤の1ラウンドは互いに持ち味をぶつけ合う攻防。ケイトがミドルやハイキックを繰り出すと、Yuka☆もパンチの連打で応戦。身長差10センチとリーチで勝るケイトにYuka☆も果敢にインファイトを挑むが、ケイトは遠距離から前蹴りで落ち着いた立ち上がり。
2ラウンドにはいるとケイトの前蹴りと鋭いジャブが冴える。Yuka☆の飛び込みに、着実にパンチを当てはじめたケイトは、ラウンド後半に連打から後退する相手に左フックでダウンを奪う。Yuka☆は立ち上がって意地を見せたが、ケイトの手数と勢いに押される展開が続いた。
迎えた最終3ラウンド、試合時間残りわずかで衝撃の展開が訪れる。ケイトは距離を保ちながらジャブ、前蹴りと着実に当て、さらには飛びヒザをなど闘志を見せる。残り時間30秒を切った場面になると「こい!」と強気に挑発。そこから一気にギアを上げ、右ストレートからカウンターでの左フックを叩き込むと「グシャっ」と鈍い音とともに脳が揺れたYuka☆はその場に大の字。このダウンにレフェリーが即試合を止めた。
ABEMAの解説・卜部弘嵩は「結構女子の試合ではない倒れ方をしましたね」と、その破壊力に言及。ファンからも「失神」「えぐい」「すごいなw」「記憶飛びそう」と驚きの声が飛ぶ。リプレイ映像では、カウンター気味に左フックを被弾した瞬間にYuka☆の体が不自然な方向へ崩れ、頭部を強打するシーンが映し出される。これには「初めて見たなw」「脳震盪おこした」といった声も漏れ、試合終了間際、2分53秒での衝撃のKO決着をさらに印象づけた。


