海外でもさまざまな報道をされた高市早苗新総裁の誕生。その評価と、選択的夫婦別姓などの政策について、弁護士・佐藤みのり氏と考える。
イギリスのBBCは「高市氏は保守で伝統を破るとして、長らく選択的夫婦別姓に反対。同性婚にも反対を唱えている。一方、近年ではトーンを落としてきていて、ベビーシッター代などの一部を税額控除する案を訴えた」などと報道している。
佐藤氏は「全体的に日本での受け止めと似ている」と述べ、以下のように見解を示す。
「高市氏は女性、女性というところを前面には出してこなかった。そういった中で、少子化対策にもつながるような話などを出してきたことは良いことだと思う。特にベビーシッターについては、国家資格化も訴えている。かつて起きた、ベビーシッターが子どもにわいせつ行為をした上で殺害した事件をきっかけに、政府も価格や預けやすさだけではなく信頼できるかをきちんと確認することを言うようになった。国家資格化も意味があることなのだと思う」(佐藤みのり氏、以下同)
選択的夫婦別姓の議論がストップするのでは
