一方で佐藤氏は“気になる政策”として選択的夫婦別姓を挙げた。
「今の制度のもとで姓を変えているのはほとんど女性なわけで、キャリアアップの阻害になっているとか手続き的な負担を感じている。旧姓の使用で緩和するという意見も確かにあるが、現実は仕事の名前と戸籍の名前が違うといろいろと問題がある。経済界も言っているように、選択的夫婦別姓はこれからどんどん議論を進めるべき段階」とした上で、高市氏がトップになったことで選択的夫婦別姓の議論がストップするのではという懸念を示した。
「国会で議論していくことが大事なのに、トップが高市氏になるとトップが反対していることになり議論の俎上に上がらなくなるのでは、と思う。議論が必要と言われて何十年も経っているため、また今の時代で停滞してしまうのは残念だ」
女性の登用を増やすとしていた高市氏
