引き分けに終わったメキシコ戦の後半8分、ボランチの鎌田からの縦パスを起点にした連携によってビッグチャンスが生まれた。このプレーについて、「構造上、間違いなくゴール前にポケットが発生する」と解説した鎌田は、「僕がボランチでやっているときは、逆サイドの10番の選手を使う」と、常に想定している戦術のようだ。
このペナルティエリア内の “ポケット”と呼ばれるゾーンに侵入することについて、「その回数を増やせば増やすほど、自分たちのチャンスになる。現代サッカーでは逆サイドのポケットをどっちのチームが上手く使えるか、という感じがある」とのことで、いまや世界的な戦術になっているという。
そんな鎌田は日本代表チームのストロングポイントについて、「やっぱり組織力。3バックでやっていて、両ウィングバックに攻撃的な選手がいるけれど、あれだけ守備をする国はなかなかない」と自負を語る。
そしてブラジル戦については、「どれだけボールを保持しながら戦えるか。あとは3バックなのか4バックなのか、色々トライしていかないといけない」とゲームプランについて触れつつ、「今までは格上という感じだったけれど、今の自分たち(日本代表)はそういう部分は一切なく戦えると思うし、勝ちにこだわりたい」と闘志を見せた。
番組には元サッカー日本代表の坪井慶介が出演し、番組コメンテーターの槙野智章とともに鎌田の語った“ポケット”について、より踏み込んで説明。ポケットを取るための戦術=選手の動きが相手チームの守備の撹乱につながることなどを詳細に解説していた。
(ABEMAスポーツタイム)




