■自民と維新、藤田共同代表が語る連立への「2つの必要条件」
改めて自民党と日本維新の会が連立するとした場合のポイントを整理する。藤田氏は「参議院選挙で掲げた2本柱、社会保障の改革と副首都構想」を重要視する。「東京集中を是正して、首都のバックアップ機能と多極分散型の経済圏を作っていくという壮大な国土構想だが、ここまでの説明だと大半の国会議員は『いいね』と言う。ただこれをどこにするか、制度設計をどうするかなど各論まで来ると、相当な議論になる」。ただ、8日に行われた10分程度の会談では高市氏側から藤田氏に向けて、副首都構想についての発言があったといい「自民党内でも首都機能のバックアップというPT(プロジェクトチーム)があり、議論もかなり煮詰まっている。それをすり合わせましょうと言っていただいた」とも明かした。
また社会保証の改革については、高市氏を支える麻生氏も成し遂げたいものでもある。連立に向けては「私らからすると、この2つは必要条件。ただ、十分条件かというと、それは条件による。その社会保険料の改革は結構長い道のりだ。かなり膨大な構造改革の議論もあるし、OTC一つとっても今かなり態度を硬化している。それに風穴を開けるのも相当な仕事だ」とした。
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