実際、公明支持者から自民への反発・不満が強かったのだろうか。「それはずっとあった。もちろん自公政権のこれまでの連立の価値は非常に大きかったと思う。価値の全然違う党が一緒に連立組んで四半世紀もやってきて、いろんな課題があっても最後は1つの答えを見つけてきた。それはやっぱり今、多様な価値観がある社会の中で幅広く受け入れられる案をずっと作り続けてきた、26年だったと思う。だから、これがなくなるのは本当に残念ではあるが、ここに至っては、『いい加減、そろそろ自民党と離れたらどう?』という声があったのも事実だ」と答えた。
連立解消は、公明党にとってプラスなのか。「公明党にとってプラスかマイナスよりも、日本の政治にとってプラスかマイナスかだと思う。我々がどんな政策を打とうが、結局は国民の皆さんの信頼がないと空回りしていく。やっぱり我々が問題視してるのは、昔からずっと政治とカネの問題があり、1歩1歩進むけど、結局じりじり進んでこなかった。この問題を解決できないのに、本当に国民の信頼を取り戻せるのか」と訴える。
さらに「例えば高市さんだけじゃなく、5人の総裁候補は、誰も政治とカネの話をしなかった。みんな『禊が済んだ』って言いながら、参議院選挙が終わった後も次から次へと新しい事実が出てくるわけだ。私は政治とカネが今1番政治の大きな一部だと思わないが、ここがクリアできないのに国民の皆さんに信頼を取り戻せるのかっていう話だ」と続けた。
今後については、「中道路線の役割はもちろん放棄するわけじゃないが、党として本当にやりたいことをしっかり主張していきたいと思っている」と述べた。
(『ABEMA Prime』より)
