【SVリーグ】大阪マーヴェラス 1ー3 ヴィクトリーナ姫路（10月10日・女子第1節）
【映像】手足“すらり”「カワイイだけじゃない」野中瑠衣のプレー
コート外でも話題の人気選手が、コート内でも異彩を放った。今季からヴィクトリーナ姫路に入団した野中瑠衣がポイントを奪うと、そのプレーを元五輪メダリストが絶賛した。
大同生命SVリーグ女子は10月10日に2025-26シーズンの開幕を迎え、姫路は初代女王・大阪マーヴェラスとアウェーで対戦。試合序盤、今季からチームに加わったアウトサイドヒッターが、大きな仕事をやってのけた。
第1セット14ー7と大きくリードしていた姫路は、女王の反撃に遭い、そこから4連続失点。チームはたまらずにタイムアウトを取ると、直後のプレーで流れを引き戻したのが野中だった。大阪MVのサーブにレシーブが乱されたものの、レフトに上がったボールを野中がスパイク。2枚ブロックに当てるブロックアウトで得点を挙げてみせた。
ABEMAの解説を務めた元女子バレー日本代表でロンドン五輪銅メダリストの迫田さおり氏は思わず「うまいですね、しっかりとタイムアウト明け（流れを）切ってきましたね」と述べ、姫路にとって大事な1ポイントを挙げたプレーを絶賛。直後、中継で野中がクローズアップされると、「今年『かわいいだけじゃだめですか？』でブレイク」と書かれたテロップが映し出される。すると、迫田氏が「野中選手はもう、可愛いだけではないってことですよね」と強調。ゲストに櫻坂46・田村保乃も登場したスタジオは大盛り上がりとなった。
今季、Astemoリヴァーレ茨城から姫路に入団した野中は、5月に女子日本代表にも初選出。その際、合同記者会見で「カワイイだけじゃだめですか？」と人気アイドルグループ『CUTIE STREET』の曲のフレーズをなぞる挨拶をして大きな話題を集めた。以前から、テレビのドッキリ番組にも出演し、タレントやお笑い芸人の後頭部に“わざと”サーブを打ち込む役を担当した選手としても知られていたが、その認知がさらに加速している。
試合は、姫路が大阪MVにセットカウント3ー1で勝利を収め、野中は迫田氏が話していたとおり申し分ない活躍を披露。昨季の女王を相手にチーム2位となる17得点を挙げ、アタックを33本打って15得点と、45%超えの決定率を誇った。
試合後にはヒーローインタビューにも登場し「個人的な話ですが、昨季は大阪マーヴェラスさんに1セットも取ることができずに終わったシーズンでした。こうして勝つことができてホッとしています」と語るなど、野中にとって価値ある新天地デビューとなった。（ABEMA de J SPORTS／SVリーグ）
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