『探偵！ナイトスクープ』（テレビ朝日系）が10月10日に放送され、20年前の事故により体が不自由になった車いすの元体操部員が、人生をかけた大車輪への挑戦をする様子が描かれた。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「もう一度大車輪を回りたい！」は、大阪府の男性（36）から寄せられた次のような依頼だ。
『現在36歳の私には、人生をかけて叶えたい夢があります。それは「もう一度、鉄棒の大車輪を回ること」です。私は高校時代、体操部に所属していましたが、2年生の時に練習中の不慮の事故により首から下に麻痺が残り、現在は車椅子で生活をしています。大好きだった体操ができない体となり、体操から離れて20年が経ちました。しかし、どうしても「もう一度、鉄棒で大車輪を回りたい」という思いが日に日に募り、2年前から当時の体操部顧問の先生や多くの方々にサポートしていただきながら、トレーニングを再開しました。最初は鉄棒に数秒ぶら下がるのがやっとでしたが、今では大きなスイングを振れるまでになりました。しかし、大車輪を回るには、まだまだ程遠いです。何より、麻痺した体と20年を共にする中で、事故当初は覚えていた「大車輪を回るための体の使い方や感覚」をすっかり忘れているのです。そこで、どんな方法でも構いません。私を鉄棒で360度回してもらえないでしょうか。もう一度、大車輪から見えるあの景色を見てみたいのです。そして、当時の感覚を取り戻すことができたなら…。いつの日にか、自分一人の力で大車輪を回るための大きな一歩にしたい。これは私の人生をかけた挑戦です。後押ししていただけないでしょうか。よろしくお願いします』
さっそく依頼者の元へ
