さっそく永見大吾探偵は、依頼者の元へ。当時の事故について「高校2年生のときに平行棒の練習中、頭からマットからはみ出す形で落ち、首から下の感覚がサーっとなくなった。混乱した。入院中は泣き叫んでいた」と振り返る。
当時のショックと絶望を乗り越え、周りの人に支えられて生きる力をもらった経験から、臨床心理士の道に進んだ依頼者。しかし、「大車輪をやりたい。あの景色をもう一度見たい。体操がしたいと思えば思うほど、動かない現実はすごく苦しくなっていた。いつからか自分が傷つかないように、その気持ちを封印してた。だけど、ちょっと思い出した。そういえばおれ、体操したいって」との想いを明かす。
危険を伴う依頼ゆえ、「僕にできることあるかなぁ」と躊躇する永⾒探偵。依頼者はナイトスクープらしく「どんな⽅法を使ってでも」と希望する。そこで、元体操部の顧問をはじめ、体操部の先輩や同輩、リハビリ担当の先⽣やトレーニングジムのトレーナーなど、サポートメンバーが集結。ここで永⾒探偵が、鉄棒に板を取り付けて回転させるという突拍子もない方法を模型を使って紹介した。意外にも「これが⼀番安全」との評価を得るも、今回は正攻法で挑むこととなった。
大車輪の挑戦へ
