■「社員にどこまでセルフコントロール権が与えられるか」

佐々木俊尚氏
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 文筆家で情報キュレーターの佐々木俊尚氏は、女性の就業率や、管理職の前提となる総合職の増加などを理由に、「女性の社会進出は、間違いなく日本でも進んできている。『WLBを取れば、女性の社会進出が進む』『人生は幸せになる』といった議論の段階は、すでに過ぎ去っているのではないか。ここから先は、経営者やフリーランサーだけでなく、会社員にどこまでセルフコントロール権を与えられるかの社会づくりが課題だ」と語る。

 たかまつ氏は「対立しているように見えるのはもったいない」と考えている。「多様な考え方や生き方が保障されて、対立しない形が一番いい。『どちらがいい、悪い』ではなく、仕組みの話をしたい。どういう仕組みを作れば、過労死が起きない社会になるのか。働きたい人が働けて、弱い立場の人に押しつけられないためにはどうしたらいいかなどを、みんなで考えたい」。

(『ABEMA Prime』より)

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