イギリス人は相撲の文化や精神性を理解している?
そんなロンドンには十数の相撲クラブがあり、トレーニングが行われている。
ロンドンと日本相撲のつながりについては「今年、イングランド出身の15歳の若者が日本に渡り、湊部屋に入って研修を受けている。もし力士となれば史上2人目のイギリス出身の力士となると話題だ。イギリスでの相撲人気の背景には日本でのヨーロッパ出身力士の活躍があるという。近年は大関だった琴欧州や把瑠都、現在はウクライナ出身で小結の安青錦など、ヨーロッパ出身の力士の活躍によって、イギリスでもYouTubeなどを通して相撲を見る方が増えている。そういった盛り上がりもあり、イギリスでは一昨年に初めて全英相撲選手権が開かれたほどだ」と説明した。
イギリスの方々は他のスポーツと異なる相撲の文化や精神性を理解しているのだろうか?
立田記者は「昨日の相撲中継を見ていても、力士が土俵で塩をまくだけでも日本では考えられないような大きな歓声が上がっていた。また、全ての取組が終わってすぐ帰るのではなく、取組後の土俵でのパフォーマンスというか、神事、弓取式を最後まで本当にじっと見ている方が多くいた。相撲の取組の勝ち負けだけではなく、その奥にある精神性などに注目しているように感じた。イギリスの伝統を重んじる国民性を垣間見たような気がする」と述べた。
(ニュース企画/ABEMA)

