【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ 5-3 清水エスパルス(10月18日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
川崎フロンターレのFW伊藤達哉が股抜きスーパーゴールを叩き込んだ。圧巻の4戦連発となった逆輸入ドリブラーには日本代表待望論も出ている。
J1リーグ第34節で川崎フロンターレと清水エスパルスと対戦。合計8ゴールが生まれた乱打戦でとりわけ話題となっているのが、13分に決まった川崎の3点目だ。
4-2-3-1システムの右ウイングで先発した伊藤は、左斜めのランニングでMF山本悠樹の縦パスを引き出すと、ジャンピングヒールでMF脇坂泰斗に落とす。さらに素早くリターンパスをもらってペナルティーエリアに進入する。
伊藤は清水のDF羽田健人に正面を塞がれたが、細かなステップからのボディフェイクで右方向に持ち出し、コンパクトに右足を振る。腰のひねりをうまく使ったシュートは、ブロックにきた羽田の股下を射抜き、そのままニアサイドのネットを揺らした。この鮮やかな一撃には、リーグトップレベルのセーブ率を誇るGK梅田透悟も一歩も動けなかった。
対峙した羽田が顔を歪ませる一方、伊藤は表情を大きく動かすことなく、淡々としたまま味方とハイタッチをかわした。解説・永井雄一郎氏は「ダイレクトで落とすことで自分の形を作りましたね。この間合いになった時には、このシュートまでのイメージを持って中に運んでいると思います。右で少し持ち出した時に、羽田選手の股を狙うイメージを持ってニアを打ち抜きましたね。(シュートの)振りが小さいので、股を通す瞬間を見逃さないですよね」と称賛した。
日本代表には二度の招集歴あり




