2025年8月16・17日、東京ビッグサイトにて開催された「コミックマーケット106」。『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』天王寺璃奈のコスプレで参加したジミーさんの写真を掲載するとともに、コスで工夫した点や今後やってみたいコスプレなどをテキストインタビューで伺った。
Q.『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』天王寺璃奈のコスプレをしたいと思ったきっかけは?
A.璃奈ちゃんのコスプレをしたいと思ったことはないです。というのも元々は「璃奈ちゃんボードを再現したよ!」という投稿をしたかっただけだったりします。
自作した璃奈ちゃんボードの写真を撮った際に、「ただの記録写真になっていて他人から見たら面白くないのでは?」と思いました。
そこでどうしたら他人に興味を持っていただけるかを考えた結果、「ウィッグと制服を購入し、璃奈ちゃんボードと組み合わせて配置したらまるでキャラ本人が現実にいるみたいになるかもしれない!」と考えました。
当初はマネキンを買って全部着けようと思ったのですが、写真1枚のためにわざわざマネキン買うなら自分で着た方が安上がりだなとケチりました。
はい。ケチってしまいました。
ここから歯車が狂い始めます。
衣装を着て写真を撮った後、SNSに投稿する前に第三者チェックしたほうが良いだろうと友達に写真を送ります。
すると送った友達から「お前もコスプレするのかよ!」と返信が来ました。この時初めて「あっ、自分がやってるのはコスプレか」と認識します。
会話を続けるうちに友達は元コスプレイヤーであることが明かされ、「衣装着ただけでこのクオリティーなら、男女の骨格の違いやポージングを覚えたらマジで天下取れるぞ!」と返してくれました。
コスプレの天下ってなんなんだと思いつつ、友人から続けて下記のようなことを言われます。
「クオリティを上げたい!」
「ジミーに俺の持っている技術と知識を詰め込む!」
「ジミーならその細い骨格と体型で女の子を再現できる!」
そしてそんな友人の熱量に後押しされ、ホテルを借りてコスプレの特訓することになりました。
こうして狂った歯車が走りはじめます。
ちなみにこの会話で察した方がいるかもしれませんが、私は男です。万が一女性だと思われた方がいましたら申し訳ないです。
ホテルに着くと男女の骨格の違いを教わりながら、クオリティが高く見える衣装の着こなしを練習しました。
実際の内容は下記のような感じです。
・ヘソの位置から指2本分上にくびれを作ること
→女性は男性と比べるとヘソの位置が高い。
・鎖骨の間と両乳首を結んだ時に正三角形になる位置でスポブラを着けること
→骨格を元に位置を覚えることでクオリティを安定化させる。
・スカートの下に下着ガード等を追加で履くこと
→女性は骨盤が大きいため、布の厚みを追加することでお尻に女性らしさが出る。
こうして着こなしの指導が終わった後は女性特有の動きやS字のポーズを教わり、「ヨシ! あとはこの動きを長時間続けるだけだな!」と、狂った歯車がコミケに向かって放り出されました。
こういった経緯でコスプレしてイベントに参加するようになったわけです。
放り出された数年後に個別インタビューで記事にしていただく機会に恵まれたので、不思議な事があるものだなぁと思ってます。
そのため、当初の質問に対しての回答をまとめると下記になります。
Q.「コスプレをしたいと思ったきっかけは何ですか?」
A.「作品やキャラに興味を持っていただく魅せ方を考えた結果、いつの間にかコスプレしてました。コスプレ自体をやりたいと思ったことは特にないです」
自作ボードの制作方法











