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【映像】リベロが腰砕けの魔球サーブ
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SVリーグ】Astemoリヴァーレ茨城 3ー1 デンソーエアリービーズ(10月19日・女子第2節)

【映像】リベロが腰砕けの魔球サーブ

 あまりにも予測不能なサーブが炸裂し、リベロはまるで腰砕けのようにガクッとリアクション。場内は拍手喝采となった。

 大同生命SVリーグの女子第2節で、デンソーエアリービーズは敵地でAstemoリヴァーレ茨城と対戦。追いかける試合の終盤、ビッグプレーが飛び出した。

 デンソーが第4セットを11―18とビハインドを負う場面で、ピンチサーバーとして登場したのが、普段はリベロを務める福本眸(ひとみ)だ。エンドライン付近からほとんど助走をつけずにジャンプすると、右腕を振り抜くことなく、優しく当てるようにボールにタッチ。ふわりと浮き上がったボールは美しい弧を描いたが、ネットを越えるあたりで軌道が急変した。

 いきなり減速したかと思えば一気に落下していき、そのまま相手コートへと着地した。これには、Astemoの21歳、若きリベロ・德本歩未香もたじたじ。レシーブ体勢に入った地点よりもかなり前方に落ちてきたことで腰が砕けるような姿勢となり、ボールに触れないままなす術なしといった様子だった。

 その瞬間、デンソーのコートには笑顔があふれ、福本は歓喜の輪の中心で仲間とハイタッチ。この日、自身唯一となったポイントを喜んだ。

 現在、25歳の福本は2023年に日本代表に登録されるなど、期待のリベロの一人だ。今季は、2シーズン連続でキャプテンを務め、今年の日本代表にも登録されているリベロ・川畑遥奈とのポジション争いの中でピンチサーバーの出番が多いものの、チームにとっては守備職人の2枚看板は心強い存在だ。この日、チームは1―3で敗れたものの、前日の勝利を含め開幕からすでに3勝を挙げるなど、福本もチームを上位に導く貴重な戦力となっている。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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