文筆家で情報キュレーターの佐々木俊尚氏は、「トランプ大統領との会談で、高市氏の笑顔が通じるかが気になる。トランプ氏は『シンゾーの弟子』として、フレンドリーな印象を持っているだろうが、人間性はどこまで通じるのか」と問う。

 長尾氏は「総裁選の最中に、トランプ氏の来日が決まったのは、『俺が行くから、ちゃんと総裁を選べ』というメッセージに聞こえた。総裁選では『日米関税交渉が一定の評価を得ているか』という質問で、5人の候補者で唯一、高市氏だけが丸を付けなかった。関税交渉に加え、80兆円の対米直接投資にも合意したことに反対している」と説明する。「これはトランプ氏も知っているはずだ。いきなり初対面でガチンコの勝負はやらないだろうが、どこかで高市氏はやるだろう」。

 松沢氏は、防衛費に注目する。「アメリカは、同盟国に『GDP比2%なら3%へ上げろ』と求めている。ヨーロッパは5%まで上げさせられそうだ。日本は対中や北朝鮮、ロシアに対する防衛力・抑止力の強化に、お金が必要だ。防衛の安保3文書を見直して、防衛費を増やす議論しようとしている。トランプ氏に言われる前に、『自分の国は自分たちで守る』という気概を見せていくべきだ」。
(『ABEMA Prime』より)
 

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