【国際親善試合】イタリア女子代表 1-1 日本女子代表(日本時間10月25日/スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ)
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)から奪ったイタリア女子代表の先制点が話題だ。ゴール前で完璧に崩し切るアイデアには日本のファンも脱帽した。
欧州遠征中のなでしこジャパンは日本時間10月25日、国際親善試合でイタリア女子代表と対戦。一進一退の攻防が続く中、52分に先制点を許してしまう。
イタリアが自陣左サイドのスローインから中に送ったボールは、セカンドボールの奪い合いに。これを拾った20歳のMFエヴァ・シャッツァーが右に展開すると、パスを受けた右WBエリザベッタ・オリヴィエロがボックス内に浮き球を届ける。このパスを受け取ったFWバルバラ・ボナンセーアがキープして中に折り返すと、驚きのプレーが飛び出した。
日本の選手が密集する地帯を抜けたボールを後ろ向きでキープしたMFエマ・セヴェリーニが、囲まれる中でヒールで左へ。すると、これに反応したFWクリスティアーナ・ジレッリも、なんとダイレクトのヒールで左へと流したのだ。このパスワークによって完全にフリーの状態となったMFジャーダ・グレッジがダイレクトで右足一閃。日本のGK山下杏也加の横っ飛びも届かないゴール右隅のコースにシュートが突き刺さった。
これがイタリア代表で2得点目となるグレッジは、両手を広げて歓喜した直後、ベンチに向かって走りながら歓喜の涙。仲間にもみくちゃにされながら喜びを分かち合った。
「フリーを作られたな」の声も
