【国際親善試合】イタリア女子代表 1-1 日本女子代表(日本時間10月25日/スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ)
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のGK山下杏也加が、絶体絶命の場面で強烈なシュートを片手で弾き出すビッグセーブを披露した。
欧州遠征中のなでしこジャパンは日本時間10月25日、国際親善試合でイタリア女子代表と対戦。序盤から相手にチャンスをつくられる中、マンチェスター・シティに所属する頼れる守護神が決定的な仕事をしてみせた。
スコアレスで迎えた24分、イタリアに右サイドを突破された場面だ。右WBエリザベッタ・オリヴィエロがサイドを突破し、半ば強引にクロスを送り込む。これを中央に陣取ったDF古賀塔子が対応したが、スリッピーなピッチでボールのバウンドを読み違えたのか、中央のFWクリスティアーナ・ジレッリに通されてしまった。
代表キャップ124試合を誇る35歳の背番号10は、完全にフリーの状況。ゴール正面で右足を振り抜き、日本が先制を許してしまうかと思われた。
しかし、ここで立ちはだかったのが山下だ。向かって右方向に飛んでくる強烈なシュートに対して横っ飛びをしながら、左手一本で弾いてみせたのだ。ボールはそのままゴール方向に落下したが、当て方が絶妙だったのか、バックスピンのかかったボールは振り向いた山下の方へと跳ね、守護神はこれをガッチリと抱え込んで日本の窮地を救った。
「マジで守護神」の声も
