【セリエA】パルマ 0-0 コモ(日本時間10月25日/スタディオ・エンニオ・タルディーニ)
パルマのGK鈴木彩艶がFKを蹴り、威力と精度の高いキックで決定機を創出。フィールドプレーヤーがキッカーを担うことが一般的なピッチ中央付近からのキックに、ファンが驚きながら興奮している。
セリエA第8節でパルマはコモと対戦。公式戦10試合連続で先発を果たした鈴木は、相手にボールを保持される展開だったが無失点に抑えて勝点1の獲得に貢献した。
その81分、まさかのチャンスクリエイトを披露する。パルマの自陣左サイドでのスローインから空中戦が連続発生し、ハーフウェーライン付近でFKを獲得。MFナウエル・エステベスがボールの近くに立ったが、ベンチから「ザイオン」という声が響くと、鈴木が急いでボールのもとへ走ってきた。
実況・野並正佑氏も「鈴木彩艶がここから蹴ってきそうです」と言及する中、背番号31が右足を振り抜くと、ボールがペナルティーエリアの右に飛んでいく。これをFWアドリアン・ベネディチャクが頭で折り返し、DFとGKの間に抜け出したDFエンリコ・デル・プラートがシュートを放った。フィニッシュは惜しくもコモのGKジャン・ブテに阻まれたものの、鈴木が45m級のキックで決定機を演出した。
試合後には敵将セスクからも称賛




