同じチームでも譲れない。チャンピオンを懸けた白熱のバトルは、まさかの“同士討ち”に。TOM’S会長が見守るガレージは緊迫した空気に包まれた。
【映像】スープラが異例の同士討ち→まさかの瞬間に同僚も顔をしかめる
3時間レースとして行われたスーパーGT第7戦決勝。レースは57周目、2番手争いがヒートアップ。2位のTGR TEAM WedsSport BANDOH(#19 ADVAN GR Supra)をTGR TEAM Deloitte TOM’S(GR Supra)が猛追。そして、その背後からTGR TEAM au TOM’S(#1 GR Supra)がピッタリと追走していた。
GT300車両を掻い潜りながら、3台が接触寸前のテールトゥノーズの状態。あまりの“密着状態”に数多のレースを実況をしてきたサッシャ氏も「まさかのTOM’S同士が接触!」と驚きを隠せないでいた。そして事態はAstemoコーナーで起きた。コーナーに差し掛かるところで、37号車がインに入った1号車と接触。まさかのTOM’S同士の接触に、スタジオからは「あー!!! やめてよ!?」と絶叫が上がる。ガレージで見守っていたTOM’S会長・舘信秀氏はビクッと驚き、1号車の山下健太は顔をしかめていた。
この接触に解説の光貞秀俊氏も「マシンに大事無ければいいけど…」と心配。スタジオゲストのARTA(#16 MUGEN CIVIC TYPE R-GT)佐藤蓮は「ライト消えましたけど…」と1号車の異常を指摘した。
手に汗握る熱いバトルだった一方で、SNSでは「TOM’S同士討ち…」「何してるんですか!」「auのライト切れちゃった」「勘弁して」とファンからは悲鳴が上がっていた。
なお、この接触から数周後、両マシンに悲劇が訪れる。突如、両者急激にペースダウン。3スティント後にも緊急ピットインをする事態となり、再度コース復帰を試みるも最終的にはどちらもリタイアに。上位争い、そしてチャンピオンを賭けたTOM’S同士の激闘は、一転、最終戦を前にして無念のノーポイントという結末となった。(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)
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