シリーズの過程でも杉元との名コンビぶりが描かれてきたアシㇼパ。演じる白石は、物語の要所要所で“あるシーン”が共通して描かれてきたと振り返る。「アシㇼパと杉元は、はじめはお互いの目的が一致したという、ただそれだけで一緒に進むことを決めていました。その後、いろいろなことを乗り越えて本当の意味で信頼しあって結託するというところで、重要なポイントとして描かれているのが、“手と手を重ねる”というシーンなんです。作品の分岐点となる重要なところで印象深く描かれているので、振り返るときは注目していただきつつ、逆に最終章ではどこで手を重ねる瞬間が来るのか楽しみにしていただきたいです」とポイントを挙げる。
最後に杉元佐一役・小林が全体を総括する。「本当にどこから観ても面白い作品ですし、演じていても面白い。リアルタイムで関われたことが、こんなに幸せなことはないと思える作品です。何も考えずに観ていただいてもとっても面白いですし、丁寧に積み重ねられて描かれている作品ですので、細かいところを考えながら観ても楽しめる作品です。あと変な人がとにかくいっぱい出てきます(笑)。本当に自分が関わってきた中でも観てきた中でも、とても大切で素晴らしい作品なので、ぜひいろいろな方に観ていただければと思います」と感慨深くまとめてくれた。
長きにわたり展開してきた物語の行く末を、各声優陣のポイントを踏まえながら、振り返りつつ楽しみにしてほしい。
取材・撮影・テキスト/kato
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
配給:WOWOW
劇場先行版『ゴールデンカムイ』札幌ビール工場編
前編 大ヒット公開中/後編 10月31日(金)公開




